京都の日々々記

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京都から関西国際空港への移動方法をまとめてみました

KANSAI AIRPORT

京都から海外へ行くときに必ず利用するとともに、海外から京都への最も近い玄関口となるのが、関空こと関西国際空港KIX)です。

海外からの観光客も増え、京都と関西国際空港の間の行き来はますます盛んになっています。一方で京都からはやや距離が遠く、国内線で利用する大阪国際空港伊丹空港)と比べるとアクセスに時間がかかるのも事実。

そこで、どのような方法で関西国際空港へアクセスできるのか、どの方法だとどれくらいの時間と費用がかかるのか、さらに状況に応じた最適なアクセス方法は何なのか、調べてみました。

 

京都から遠い?関西国際空港

関西から外国へ飛んだり、LCCなどを利用したりする場合はかならずお世話になる関西国際空港

大阪府の南にある関空は、京都からは物理的に距離が遠くあまりアクセスがよくありません。京都市内から関空までさまざまな交通手段が用意されているものの、どれが安くてどれが早いのか、状況に応じてどの手段を使うのがいいのかはいまいち分かりにくいもの。「関空特急はるか」は有名ですが、往復で利用すると結構な運賃がかかります。

そこで、交通手段ごとの費用と所要時間、そしてどんなときにどの交通手段を利用すればいいのかをまとめてみました。

 

交通手段の一覧

まずは、京都から関西国際空港へ移動するときに、移動方法として考えられる公共交通機関の一覧です。京都と関西国際空港は距離があるため、さまざまな交通手段が候補に上がってきます。

順番に、それぞれどのようなメリット・デメリットがあるのか検討してみましょう。

交通手段 移動経路 所要時間 片道料金 往復料金
関空特急はるか 京都駅~関西国際空港 最短80分
(80分~100分)
3,080円 6,160円
関空特急はるか「はるか往復割引きっぷ」 京都駅~関西国際空港 最短80分
(80分~100分)
4,830円
空港リムジンバス 京都駅八条口関西国際空港
※京都駅以外にも京都市内に停留所多数
第1ターミナル:約88分
第2ターミナル:約100分
2,550円 4,180円
※往復きっぷ使用
乗り合いタクシー 京都市内の指定の場所~関西国際空港 120分~150分程度 4,200円 8,400円
阪急+大阪市営地下鉄+南海
関空アクセスきっぷ」
「京都アクセスきっぷ」
阪急河原町駅関西国際空港
※阪急淡路駅天神橋筋六丁目駅、大阪市営地下鉄天下茶屋駅を経由
約120分 1,230円 2,460円
京阪+大阪市営地下鉄+南海 京阪祇園四条駅関西国際空港
※京阪北浜駅、大阪市営地下鉄天下茶屋駅を経由
約120分 1,560円 3,120円
JR西日本大阪市営地下鉄+南海
関空ちかトクきっぷ」
JR京都駅~関西国際空港
※JR大阪駅大阪市営地下鉄梅田駅、なんば駅を経由
約100分~110分 1,560円 3,120円
JR西日本 JR京都駅~関西国際空港
※JR大阪駅を経由
約100分~110分 1,880円 3,860円

 

関空特急はるか

Haruka Express Train

京都から関西国際空港への移動を考えたときに、一番初めに候補に上がるのはJR西日本関空特急「はるか」ではないでしょうか。

はるかは、JR西日本が在来線を使って運行している特急列車です。1994年9月4日の関西国際空港オープンと同時に運行を開始し、京都・大阪から関西国際空港へのアクセス特急として重要な地位を占めています。関西の三都市の中でも関西国際空港から最も遠い京都にとっては無くてはならない存在です。

ほとんどのはるかは京都駅の30番ホーム(はるか専用のホームとして運用されています)を始発とし、新大阪駅に停車。大阪環状線を経由し、天王寺駅に停車後、関西国際空港駅まで向かいます。早朝に運行される一部の列車は米原駅草津駅を始発としますが、この列車のみ京都駅のホームは30番ホームではなくなるため要注意です。また、一部の列車はこれら以外の途中駅にも停車します。

便数の多い早朝を除いては、基本的に30分に1本の列車が運行されています。早朝以外では京都駅を各時0分および30分に出発します。所要時間は、京都駅から関西空港までで通常80分です。途中駅に停車する列車については、85分~100分程度かかるものもあります。

関空特急を利用する際の運賃は、京都駅から関西国際空港駅までで、乗車券が1,830円、特急券(指定席)が1,250円で合計3,080円です。自由席に乗る場合は特急券が940円となり、乗車券と合わせて2,770円。同じくグリーン車を利用する場合は特急券が2,180円となり、乗車券と合わせて4,010円です。やはりJRの特急列車ということで、金額が少し高いのがネックですね。関空特急はるかをよりおトクに利用するには、後述する「はるか往復割引きっぷ」を利用すると良さそうです。

何といっても京都駅から乗り換えなしで関西国際空港まで行け、到着時刻もほぼ予想できるという利便性があります。関西国際空港を利用するときは荷物が多い場合が多いので、はるかの指定席でゆったりと京都駅から空港まで移動できるのはとても便利です。

 kanku.mi-ktt.ne.jp

 

はるか往復割引きっぷ(関空特急はるか)

IMG_1802

やや値段の高いはるかをかなり安く利用できるのが、JR西日本がトクトクきっぷとして発行している「はるか往復割引きっぷ」です。はるか往復割引きっぷは、はるかの普通車指定席を往復で利用可能なきっぷです。14日間有効なので、旅行や出張の際に使いやすいきっぷだといえます。

このはるか往復割引きっぷを利用することで、通常で6,160円する京都ー関西国際空港間の往復を、4,830円で利用できます。片道にすると2,415円なので、自由席を利用するよりも安くなるわけですね。

はるか往復割引きっぷを使用する際は、指定席を利用するために、事前に座席の指定を受ける必要があります。また、当然ですが往復で利用しないとメリットがないので、帰りは違う空港に戻ってくる場合や、新幹線で返ってくる場合などは利用できません。

往復とも関空特急はるかを利用し、14日以内に復路を利用することが決まっている場合は、はるか往復割引きっぷに大きなメリットがありそうです。利用当日であってもはるか往復割引きっぷを購入し使用できるのはとても便利ですね。

 

tickets.jr-odekake.net

 

 

空港リムジンバス

航廈交駁巴士

関西国際空港へのアクセス手段における王者であった関空特急はるか。そのはるかにし烈な攻撃を仕掛けているのが、空港リムジンバスです。

各地から関西国際空港を結んでいる空港リムジンバスですが、そのメリットは何といってもその安さにあります。京都市内から関西国際空港を結ぶリムジンバスは、片道の料金が2,550円です。この時点で、はるか往復割引きっぷ並の価格を実現しています。さらに、リムジンバスにも往復割引きっぷと同じ14日間有効の往復きっぷが用意されており、往復の料金は4,180円、片道あたり2,090円にまで安くなります。ちなみに、使いみちが限られますが、当日のみ有効の日帰り往復という価格も用意されており、こちらは脅威の3,000円です。関西国際空港へ見送りに行く場合などにはとても便利そうですね。

空港リムジンバスの所要時間は、京都駅八条口から関西国際空港第1ターミナルまでが88分、第2ターミナルまでが約100分です。京都市内の停留所は、京都駅八条口以外にも市内の主要地点に用意されています。具体的には、京阪出町柳駅前、三条京阪京都市役所駅、烏丸御池四条烏丸、堀川五条、二条駅四条大宮を経由するバスがあります。時刻表を見ながら、これらの中から使いやすいバス停を選んで利用することになります。どのバスがどの停留所を経由するかは時間帯によるようですので、かならずホームページをご確認ください。京都駅八条口またはこれらのバス停まで徒歩・公共交通機関などで移動し、そこから空港リムジンバスに乗るという方法が使えます。

 

www.kate.co.jp

 

乗り合いタクシー

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続いて、自宅から関西国際空港までドアツードアで利用できるもっとも利便性の高い手段、乗り合いタクシーです。自宅やホテルまで迎えに来てもらえ乗り合いタクシーなので、最大9名程度ほかのお客さんと同乗することになります。

一番便利な方法であることは間違いないのですが、便利なだけあって費用もかかります。多くのタクシー会社が同様のサービスを行っていますが、有名なMKタクシーの「MKスカイゲイトシャトル」では一人あたり4,200円(早朝深夜は4,500円、大きな2つ目の荷物から+500円)です。乗り合いタクシーの片道の料金は、はるかやリムジンバスの往復割引適用価格とほぼ同じということです。これを安いと考えるか高いと考えるかは、荷物の量や駅までの距離などによると思いますが、みなさんはいかがでしょうか。

乗り合いタクシーによる京都市内から関西国際空港までの所要時間は、120分~150分程度(京都市内の場所による)です。京都市内で複数の出発地(利用する人の自宅やホテルなど)を経由することを考えると、リムジンバスと大差ない感じですね。

 

MKスカイゲイトシャトル - 京都スカイゲイトシャトル

 

関空アクセスきっぷ」(阪急+大阪市営地下鉄+南海)

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ここからは、鉄道を利用してより安く移動する方法を見ていきます。多少時間がかかったり乗り換えが面倒でも、安くあげたい場合を検討してみます。ここでは、「関空アクセスきっぷ」というおトクなきっぷを利用します。

 

京都市内中心部の四条河原町からの移動を考えます。阪急河原町駅から天神橋筋六丁目駅を経由し、大阪市営地下鉄堺筋線天下茶屋駅へ。天下茶屋駅からは関西国際空港へ乗り入れている南海に乗り換え、南海の関西国際空港駅まで移動します。南海には関西国際空港へ向かう有料特急「ラピート」がありますが、安く移動するためラピートを利用しないこととします。

このルートでは、阪急淡路駅(特急や快速急行などの優等列車から、天神橋筋六丁目駅へ向かう普通列車に乗り換え)および天下茶屋駅(地下鉄堺筋線から南海に乗り換え)の最低2回の乗り換えが必要です。河原町駅から「堺筋準急」と呼ばれる天下茶屋駅直通の電車に乗れば乗り換えは1回で済みますが、時間がかかりすぎるため現実的ではありません。また、天下茶屋駅空港急行に乗れば乗り換えは不要ですが、通常の急行に乗った場合は泉佐野駅で空港行きの普通電車に乗り換えることになります。

乗り換えが多く荷物があるときはやや面倒な「関空アクセスきっぷ」ですが、肝心の費用は安くなるのでしょうか。ふつうの切符を買って、河原町駅天神橋筋六丁目駅~天下茶屋駅関西国際空港駅と移動すると1,600円かかります。この時点でも他の交通手段を圧倒する安さです。

しかし、このルートには京都から関西国際空港への移動を取り込もうというお得な切符「関空アクセスきっぷ」が用意されています。この関空アクセスきっぷ、ここで触れた阪急の天神橋筋六丁目駅~400円の区間(つまり阪急京都線の全線)、大阪市営地下鉄天神橋筋六丁目駅~天下茶屋駅、そして南海の天下茶屋駅関西国際空港駅間が有効区間として設定されており、その一連の値段はなんと1,230円です!この「関空アクセスきっぷ」が、京都から関西国際空港までを最安値で移動できる手段です。

所要時間は時間帯にもよりますが、阪急河原町駅から関西国際空港駅でおよそ120分です。他の交通手段とくらべても、そこまで遅すぎるという印象はありません。

乗り換えの煩雑さという問題はありながらも、荷物の少ないときや時間に余裕があるとき、なによりお金を節約したいときにはぜひ検討すべき手段ですね。なお、逆ルートである関西国際空港から京都への移動については「京都アクセスきっぷ」という名称で販売されています。逆ルートではおトクなきっぷを使用できません(京都→関空に「京都アクセスきっぷ」の使用、関空→京都に「関空アクセスきっぷ」の使用は不可能)ので、ご注意ください。

オプションとして、南海では510円を支払うことで特急ラピートに乗車できます。指定席の特急で楽に移動できますが、所要時間は10分弱程度しか短くなりません。

 

関空アクセスきっぷ|お得な乗車券の詳細|阪急電鉄

  

京阪+大阪市営地下鉄+南海

Japan 2009 — Yawata City (八幡市) — Keihan Railway Trip 52

私鉄と地下鉄を乗り継ぐ「関空アクセスきっぷ」ルートと同様に、もう一つの関空アクセスに利用できそうな私鉄・京阪を利用する場合を見てみましょう。阪急河原町駅から鴨川を挟んだところにある京阪祇園四条駅を出発地とします。

このルートは「関空アクセスきっぷ」において阪急を利用していた部分が京阪に置き換わり、大阪市営地下鉄に乗り換える駅が天神橋筋六丁目駅から北浜駅に変わるパターンです。ですが、残念ながら京阪には「関空アクセスきっぷ」のようなおトクなきっぷが設定されていないため、実費がかかることになります。祇園四条駅~北浜駅~天下茶屋駅関西国際空港駅の運賃は1,560円です。所要時間は「関空アクセスきっぷ」ルートと同じく、京阪祇園四条駅から関西国際空港駅でほぼ120分といったところ。

関空アクセスきっぷ」が無い分お得感は薄めですが、京都市内の京阪沿線が出発地・目的地の場合で交通費を節約したい場合は、利用する価値もありそうです。

 

www.keihan.co.jp 

関空ちかトクきっぷ」(JR西日本大阪市営地下鉄+南海)

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もう一つ、電車を乗り継ぐパターンとして関空ちかトクきっぷ」をご紹介します。こちらはJR西日本を使って大阪まで移動し、大阪市営地下鉄御堂筋線から南海へと乗り継ぐパターンです。出発地はJRの京都駅とします。

京都駅から大阪駅まではJR西日本の新快速で移動します。大阪駅大阪市営地下鉄御堂筋線淀屋橋駅に乗り換えてなんば駅へ。なんば駅で南海に乗り、関西国際空港駅へ向かいます。乗り換えは2回ないし3回(南海線内で関西空港行きに乗り換えた場合)です。

関空ちかトクきっぷ」は大阪市内から関西国際空港への移動をターゲットにしたきっぷであるため、大阪市営地下鉄や南海の駅で購入します。京都駅から大阪駅までは通常の運賃(560円)がかかるものの、梅田駅から関西国際空港駅までは、「関空ちかトクきっぷ」のおかげでポッキリ1,000円で移動できます。つまり、京都駅から関西国際空港駅までが1,560円ということです。偶然にも京阪+大阪市営地下鉄+南海ルートと同じ金額になりました。

所要時間でみると、JRの方が京阪より速いおかげもあり、京都駅から関西国際空港駅までが100分~110分といったところです。

 

www.kotsu.city.osaka.lg.jp

 

JR西日本

Yamashina station, Japan

おトクなきっぷの設定はありませんが、単純にJR西日本だけを使って移動する方法もあります。京都駅から大阪駅までは新快速を利用し、大阪駅関西国際空港行きの関空快速に乗り換えるパターンです。

この方法、特別な割引などは無く運賃は「関空アクセスきっぷ」などに及ばないものの、実は乗り換えが1回で済むという利点があります。特急料金なども不要なので、単純に片道の運賃が1,880円、往復だとその倍の3,860円です。

所要時間も総じて私鉄より速いJRを利用するため、うまく乗り継げれば京都駅から関西国際空港駅まで100〜110分程度で移動できそうです。

荷物が多いのであまり面倒な乗り継ぎはしたくない、でも運賃はある程度節約したい……こんなときに利用できる手段ですね。

 

鉄道のご案内:JRおでかけネット

  

状況別のおすすめ

ここまで記載してきた内容をまとめてみます。

京都側の出発地にもよりますが、基本的には以下の方法が良さそうです。

 

とにかく早く移動したい:京都・関西国際空港間の大本命、関空特急はるか

なるべく早くかつ安く移動したい:はるか並みの速さとはるかよりややお得な値段で利用できる、「はるか往復割引きっぷ」または空港リムジンバス

とにかく楽に移動したい:自宅から利用できる、乗り合いタクシー

時間がかかってもいいから交通費を節約したい:出発地に合わせて、私鉄・地下鉄・JRを乗り継ぐ

 

まとめ

Kansai Airport

以上、京都から関西国際空港までの移動方法に関するまとめでした。

京都から関西国際空港に向かうとき、そして関西国際空港から京都に向かうときには、ぜひこの記事を参考に移動方法を検討してみてください。

この記事の内容は、状況が変わり次第随時更新していきます。

 

京都市内の移動については、こちらの記事をご参照ください。 

sunstar78.hatenablog.com

 

京都から伊丹空港の移動については、こちらの記事をご参照ください。

sunstar78.hatenablog.com

 

京都から大阪への移動については、こちらの記事をご参照ください。

sunstar78.hatenablog.com