今年一眼レフカメラを始めるにあたって、CanonのEOS Kiss X7を買いました。EOS Kiss X7を使い始めて半年以上経ちましたが、本当に軽くて使いやすく簡単に持ち出せるので、このカメラのおかげで写真を撮る習慣ができて写真にハマることができたと思っています。
はじめから重いカメラを買っていたら、家から持ち出すのが億劫になって、ここまで楽しめなかったかも知れません。
そんな私を写真に夢中にさせてくれたカメラ・EOS Kiss X7を半年間使って感じる、いいところと不満を感じるところを書いてみたいと思います。
ちなみに、今年書いてきたカメラ関係の記事は、こんな感じです。
EOS Kiss X7のいいところ
まずは、EOS Kiss X7のいいところを書いてみます。他のカメラにはない優れたところがいくつもありますよ。
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X7 ダブルズームキット EF-S18-55mm/EF-S55-250mm付属 KISSX7-WKIT
- 出版社/メーカー: キヤノン
- 発売日: 2013/04/24
- メディア: Camera
- この商品を含むブログを見る
とにかく軽くて小さいので、気軽に持ち出せる
なんといってもこれです。EOS Kiss X7は、このエントリークラスのAPS-C一眼レフカメラでは世界最小・再軽量です。このクラスでは、どの機種も小ささや軽さを一つの売りとしているにもかかわらず、このクラスの他の機種と比べても軽さと小ささが一段飛び抜けています。
どのレンズを付けるかにもよりますが、平均的なサイズの手を持つ男性であれば、カメラを右手だけで握ったままフォーカスや絞り、露出を調整し、シャッターを切ることすら可能です。
ちょっと出かけるときにパンケーキレンズや標準ズームレンズを付けてかばんに放り込むと、全くじゃまにならない重さ・サイズです。必然的にカメラを持ち歩くことが増え、カメラで撮影するという習慣が身につくとともに、日常のふとしたシャッターチャンスを逃さないという利点もあります。お散歩にはこのカメラが欠かせなくなるでしょう。
Canon 単焦点広角レンズ EF-S24mm F2.8 STM APS-C対応 EF-S2428STM
- 出版社/メーカー: キヤノン
- 発売日: 2014/11/13
- メディア: Camera
- この商品を含むブログ (5件) を見る
Canon 標準ズームレンズ EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM APS-C対応
- 出版社/メーカー: キヤノン
- 発売日: 2013/04/12
- メディア: Camera
- この商品を含むブログを見る
そんなわけで、「まず一台」というニーズにぴったりの一眼レフカメラであると思います。
エントリーモデルなのに十分な性能がある
photo by MIKI Yoshihito (´・ω・)
小さくて軽いのは分かったけど、じゃあ性能はどうなの?ということになります。結論から言うと、はじめての一眼レフとして持つには十分すぎると言っていいでしょう。それどころか、普段上級機種を使用していても、ちょっとしたときにはこのカメラがサブカメラとしての役割を果たしてくれるレベルです。
また、カメラの液晶モニターで確認して写真を撮るライブビューモードでは、まるでスマホのカメラで撮影するようにタッチ操作でシャッターを切ることもできます。スマートフォンやタブレット以外のタッチパネルというと、どうにももたついたり反応が悪いというイメージがありましたが、このEOS Kiss X7の液晶モニターは実になめらかに反応してくれます。
EOS Kiss X7のおしいところ
一方で、いろいろ凝った写真を撮りだしたり、自分のスタイルができてきたりすると、不満を感じる点もでてきました。わるいところと言うよりは、惜しいな〜と感じるところです。
ファインダー視野率が低い
一眼レフカメラは基本的にファインダーを除いて構図などを確認し、シャッターを切るという方法をとります。ですがカメラの構造上の問題から、一眼レフカメラであっても高級機種を除いては、このファインダーから見える視野が実際の写真に写る範囲すべてを網羅していないことが多いです。
これはどういうことかというと、ファインダーから覗いたときに見えていないものが、写真になったときに映り込むということが起ります。構図的に邪魔なので、ファインダーの端っこに見えるものが写真の中に入らないようにして撮ったはずが、写真を撮ると微妙に写り込んでいるということがあり得るわけです。
EOS Kiss X7では、ファインダー視野率が約0.87倍になっています。上級の機種になるほどこのファインダー視野率は1.00倍に近くなり、上級機種の一部ではファインダー視野率100%が達成されています。
つまり、高いファインダー視野率が欲しければ、より上級の機種を使えということですね。
ちなみに、液晶モニターを見ながら撮影するライブビュー撮影では、どの機種も100%の視野率が確保されているため、構図をシビアに決めて撮りたいときは、ライブビューモードで撮影するという方法もあります。
測距点が少ない
写真を撮るとき、カメラのピントを図るセンサーの位置を測距点といいます。この測距点、エントリークラスは数が少なく、プロフェッショナルクラスになるほど多くなるというのが一般的な傾向です。
EOS Kiss X7はこの測距点を9つ(中央1つ+その周辺8つ)持っています。9か所を同時に活用したり、特定の1点だけを利用したりといった設定が可能です。一方で中級クラスのフルサイズ機であるEOS 5D Mark IIIになると、測距点は61か所(!)もあります。やはりエントリークラスとは雲泥の差ですね……。このたくさんの測距点を、被写体や状況に応じた6種類のモードで使い分けて撮影することができるわけです。
さらに、EOS Kiss X7の9つの測距点のうち、より高性能なクロス測距点は中央の1つのみです。なので、私は常に中央の1点だけを使ってピントを合わせて撮っており、実質使っている測距点は1つという状況です。
ノイズにはそこまで強くない
使っているうちに、ISOを上げたときや暗いところで撮った写真に表れるノイズが気になってきました。これは、私が露出アンダーな写真(暗めな写真)が好きで良く撮影するということもあると思います。
写真を縮小して見る分にはさして問題では無いのですが、拡大して等倍で見ると、どうしても暗部にノイズが乗っていることが気になってきました。とはいえ、これはISOを上げたり暗い場所の写真を撮れば、当然のこと。このクラスの他の機種と比べても、むしろEOS Kiss X7は優秀な方なので、これを克服するにはフルサイズのカメラに移行するといった手段が必要なのかなーと思っています。はじめて一眼レフカメラを使う方や、明るい写真を多く撮る方にはそこまで気にならないことだと思います。
要は、もっといろいろいじりたい!
いろいろ書いてきましたが、要はもっといろいろいじりたい!ということです。エントリークラスだと初心者でも触れる用に設定できる範囲が限られていたり、そもそも機能が無かったりということが多いです。それでも、はじめて一眼レフカメラを触る人(半年前の私を含む)にとっては十分ややこしいのですが。
そんな状態からはじめても、カメラに慣れていろいろ分かってくると、自分のやりたいことが見えてきたりさらに本格的な設定をしたくなってくるもの。こうなると、初心者モデルでは限界がやってくるのです。
まとめ
以上、Canon EOS Kiss X7を半年以上使って感じた、いいところと惜しいところについての記事でした。
いろいろ足りないところも書きましたが、EOS Kiss X7がいいカメラであることは間違いありませんし、そもそもこういった不満をこのクラスの機種にぶつけること自体無茶というもの。
特に、はじめて一眼レフカメラを持つ方には、強くおすすめできる機種です。
そんなわけで、カメラをはじめてみようかな……でもカメラってよく分からないな……という方、EOS Kiss X7を買って一眼レフデビューしてみませんか?
今年最後の記事は、今年私にとって一番大きな出来事だったEOS Kiss X7でのカメラデビューに関する記事にしました。最後になりましたが、今年このブログをご覧いただいたみなさま、どうもありがとうございました!来年も今年以上に充実した記事を書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします!
つづきの記事を書きました。
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X7 ダブルズームキット EF-S18-55mm/EF-S55-250mm付属 KISSX7-WKIT
- 出版社/メーカー: キヤノン
- 発売日: 2013/04/24
- メディア: Camera
- この商品を含むブログを見る