NTT都市開発の発表資料より転載
ここ1、2年の京都は明らかに観光客が増え、それにともなってホテルがあちこちで建設されています。
そんななか、京都市の元小学校がホテルに生まれ変わるというニュースがありました。どんなホテルができあがるのか、まとめてみます。
元小学校がホテルに
ホテルに改装されるのは、世界遺産・清水寺にほど近い元京都市立清水小学校です。京都市がホテルへの転用を条件に行った入札で、現在新風館にもホテルを建てているNTT都市開発が落札し、計画を発表しました。
京都市:元清水小学校跡地活用に係る契約候補事業者の選定について
京都市内にある小学校・元小学校は、明治維新後に町衆の手でつくられた日本初の学区制小学校64校に端を発する番組小学校に起源を発するものが多く、第二次世界大戦前に建てられた校舎が長らく利用されてきました。
高度成長期以降に起こった京都市中心部のドーナツ化現象や、近年はそもそも小学生の数が減ってきたことから小学校の統廃合が行われ、いくつもの小学校が廃校になりました。その際、いくつかの歴史ある校舎が別の施設へ改装され、転用されています。
2010年に廃校となった清水小学校も、今回ホテルとして生まれ変わることになりました。ちなみに、これまでは文化施設に転用されることが多く、京都市の元小学校がホテルになるのは今回がはじめてです。
「元清水小学校」ホテルの概要
元清水小学校に建設されるホテルは、客室数40室でレストランや広間を備える高級ホテルになるようです。
清水小学校という名前から想像できるとおり、世界遺産である清水寺の参道にあり、清水寺からは5分ほどの場所にあります。
そのため1933年に完成した校舎を改装する客室も、和や京都、日本の伝統を意識したインテリアとなるようです。
宴会や会議などを見込んだ広間は既存の講堂を改修して設置し、グラウンドは地域の憩いの場として整備されます。
場所や客室数を考えると、かなり高級なホテルになりそうですね。一大観光地である清水寺の間近ということもあり、海外からの観光客にも人気となる予感がします。
まとめ
以上、ホテルに改装される京都市の元清水小学校についてでした。
私の母校も同じような古い校舎をもつ小学校であったため、校舎が有効に活用されると聞いて嬉しく感じています。一度泊まってみたいな〜。
みなさんも機会があれば、元清水小学校のホテルを利用してみてください!