京都の日々々記

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カメラを持って、琵琶湖に浮かぶ有人島・沖島に行ってきました

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いろいろなところに写真を撮りに行くシリーズ。今回は、日本唯一の淡水に浮かぶ有人島である、滋賀県近江八幡市沖島沖ノ島)に行ってきました。

沖島がどんなところだったのか、どんな写真が撮れるのか、そして起こったハプニングなどをご紹介します。

 

持って行ったもの

まずは、沖島へ持って行ったカメラ関係の機材を紹介します。毎度おなじみのカメラとレンズ、そして新たなレンズを2種類持ち出しました。

 

カメラはおなじみ、Canon EOS Kiss X7です。

 

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レンズは以下の3つを持って行きました。

まずは今回の主力、Helios 44-2です。ほとんどの写真はこのレンズで撮影しています。いずれの写真もRAWで撮影しましたが、現像などは特に行っていないため、作例集として見ていただいてもいいと思います。

HELIOS-44-2 M42 2/58 ロシアレンズ

HELIOS-44-2 M42 2/58 ロシアレンズ

 

 

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一部の明らかに広角とわかる写真は、EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STMで撮影しています。

 

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最後に、撒き餌レンズことEF50mm F1.8 STMです。猫の写真数枚はこのレンズで撮影しています。 

 

沖島とは

冒頭にも記載したとおり、沖島滋賀県の琵琶湖に浮かぶ有人の島です。日本広しといえど、淡水に浮かぶ有人島はこの沖島だけだそうです。そういった意味ではほかにない貴重な場所ですね。

ようこそ 沖島へ(沖島漁協)

 

沖島は離島であるため一見アクセスしにくそうな感じがしますが、意外と簡単にアクセスすることができます。

沖島へは、京都駅から近江八幡駅までJRで移動し、近江八幡駅でバスに乗り換え。そこから琵琶湖汽船に乗ると、沖島へ到着です。意外と簡単ですよね。船の時間は決まっているので、以下のページを参照してください。

http://www.biwako-okishima.com/sin-access.html

 

車で行く場合は、近江八幡駅から堀切港の間に最近人気のクラブハリエさんの大きなお店があるので、途中で寄ってみるのも良いかもしれません。

……なんて書いたのが前振りになるとは想像していませんでしたが……(笑)。

ラ・コリーナ 近江八幡店 (La Collina) - 近江八幡/カフェ [食べログ]

 

いざ沖島

そんなわけで、沖島へ向かいます。

京都駅からJRの普通に乗りおよそ40分、近江八幡駅に到着。新快速ならもっと早く着きます。
今回は滋賀県に住む友人が車を出してくれたため、近江八幡駅から堀切港までは車で移動しましたよ。9時半に近江八幡駅に集合し、10時に沖島と本州(?)を結ぶ船がある堀切港を出発する船に乗ることにします。

 

ところが車との待ち合わせが遅れたこともあり、近江八幡駅を出発したのは9時50分!

近江八幡駅から堀切港までは30分程度かかるため、10時の船に間に合わないことが判明しました(笑)。いきなり出鼻をくじかれた形になりました。

次の船の時間は12時なので、2時間待ちです。さて、どうしよう……。

 

船を待ってカフェへ

どうやって時間を潰そうかと、まずは例のクラブハリエさんを訪ねてみることに。

まだ午前中なのですが、すごい人で、カフェコーナーは長蛇の列です。うーんこれを待つのはなぁー……ということで、別のお店へ。

 

そうして訪れたのは、ハコ テ アコさんです。

tabelog.com

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ユースホステルも兼ねた古く味のある建物で、周りは田んぼや畑ばかりの田舎なのですが、食べログでも3.5を超える有名なお店だったようです。実際、カフェタイムだったため入れたものの、11時からのランチタイムは予約で一杯とのこと。人気ですね~。

 

スイーツとお茶のセットがあったので、これを選択。

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女子受けしそうですねー。スイーツもコーヒーもとても美味しかったです。おしゃれな雰囲気とあいまって、人気が出るのも納得でした。

 

お店から出ると、外には犬がいました。お店で飼われているのか犬なのでしょうか?

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なんともいえない愛らしい表情です。

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カフェでゆっくりしたあとは、お昼ごはんをコンビニで購入して堀切港へ向かいます。さすがに2回も船を乗り過ごす訳に行かないので、今度は早めに……(笑)。

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無事舟に乗ることができ、あっという間に沖島上陸です!

 

沖島ならではの風景

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ようやく沖島に上陸しました。ひとまず島をぐるっとまわってみることにします。

 

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沖島は陸から離れた島であり、さらに橋で繋がっていないことから、「沖島文化」とでもいえそうな、沖島でしか見られない光景にたくさん出会うことができました。いくつか写真を交えて紹介したいと思います。

 

主要交通手段は船と三輪車

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前述のとおり、琵琶湖によって本土からは完全に切り離されている沖島。島内に自動車で行くことはできず、当然自動車の姿もありません。では、沖島では移動手段として何が使われているのでしょうか。

 

答えは、船と三輪車です。

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船は一家に一隻と言われるほど利用されているようで、沖島の港には多くの船が停泊していました。やはり、島外への移動手段として船を所有する人が多いようです。1~2時間に1本しかない定期船では不便ですからね。

島内に車が無いのと反対に、本土側の港には沖島住民用の駐車場があり、沖島の人は船で琵琶湖を渡って港で車に乗り換え、目的地へ向かうようです。

 

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島と本土の移動に利用されるのが船ならば、島内での移動に利用されるのが三輪車です。

そう、自転車ではなく、自転車の前か後ろが二輪になっており、自転車よりも輸送力があるこれです。

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いまや見ることも少なくなっている三輪車ですが、沖島では島内は車がないことに加え、家と畑や港を行き来する際に荷物を運ぶのにも便利な三輪車が多く活用されていました。二輪の自転車よりも多かったのではないでしょうか?

 

生活感あふれる風景

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都会の喧騒からは隔絶され、独特ののんびりした空気が流れる沖島。現在の人口は約350人とのことで、おそらく島内に住む方はほぼ全員が顔見知りという具合ではないでしょうか。

そんなことが影響してか、島内のあらゆる場所が生活感いっぱいです。

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海仕事や畑仕事に使う道具をはじめ、洗濯物や日常のゴミまで、暮らすために必要なものが島中の目につくところにあふれています。

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雑然としていて、一見散らかっているようにも見えますが、私を含め都会に住む人が飾って整えて、カッコつけて暮らしているのに対し、日々をありのままに生活しているという感じです。

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車が通らないため道はどこも狭く、住宅地は入り組んでいてちょっとした迷路のようです。

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カラフルだったり雑多だったりするモノがそこら中にあふれていて、何やら新鮮な感じです。

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埋まる大根。ランダムに生えてきた感じがいいです。

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誰かが並べたみかん。かわいい。

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干されるしいたけ。そういう方法があったのか!

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道を歩いていると突如あらわれるテディベア。

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こちらはなぜか吊るされています。

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街中では見ることができない景色で、日々の暮らしと密着した離島の生活が垣間見れました。

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「大切な湖 時にはこわい 命とり」

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島といえば……猫もいます

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そんな沖島ですが、ご多分に漏れず、野良猫にも出逢えます。

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どの猫も、家の近所にいる野良猫と比べて人懐っこく、かなり近づいても逃げない猫や、撫でさせてくれる猫もいました。猫の数としては、他の猫島などと呼ばれるような島と比べると少なめですが、猫と触れ合えることは間違いありません。

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黒ひげを生やした(ように見える)猫がキュートでした。

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ちなみに猫への餌付けは禁止されていますので、訪れる方はご注意を。

 

まとめ

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以上、琵琶湖に浮かぶなんともゆったりした有人島沖島の紹介でした。

都会では絶対に味わうことのできない、のんびりして生活感あふれる島の空気を存分に満喫することができました。またカメラのファインダーの中から、味わい深い光景をたくさん見つけて切り取ることができました。

沖島は京都をはじめ関西に住む方にとって、手軽に非日常の景色を見ることができる良いスポットだと思いました。もちろん、住んでおられる方の生活の場であるので、訪問するときはマナーを守りましょう。

このページの写真に少しでも興味を持った方は、ぜひカメラを持って沖島へ行ってみてください!

 

 

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