京都の日々々記

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京都人のソウルフード、志津屋さんのパン「カルネ」

実は日本一のパン消費量を誇る京都。今回はそんな京都でおなじみの「カルネ」というパンを紹介します。

カルネは京都市内に多くの店舗をもつパン屋「志津屋」さんの名物であるとともに、シンプルながら多くのファンを持つ、京都市民のソウルフードというべきパンです。 京都人なら知らない人はいない、カルネについてまとめてみました。

 

京都の老舗パン屋「志津屋」さん

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 まずは、京都の老舗パン屋である志津屋さんを紹介します。

www.sizuya.co.jp

 

志津屋さんは、京都市内を中心に23店舗(2016年6月現在)を構える、青い看板が目印のパン屋さんです。街中や駅前、駅ナカや観光地などに出店されているので、京都のあちこちで見かけることができます。

1948年に創業された志津屋さんは、まさに京都に根付いたパン屋さんといえます。

私もちょっとパンが食べたいときや、新幹線で出かける際に車内で食べるとき(京都駅八条口にもあります)、どうにもカルネが食べたくなったとき(笑)など、よく利用しています。

 

名物パン「カルネ」

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そんな志津屋さんの名物が、シンプルな調理パンであるカルネです。最近はテレビなどで取り上げられることも多いので、ご存じの方も多いかもしれません。

www.sizuya.co.jp

 

そんなことを言っていると食べたくなったので、早速買ってきました(笑)。

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カルネは、丸いふんわりしたフランスパンの横に切れ込みを入れてマーガリンを塗ったものに、ハムと生の玉ねぎを挟んだシンプルなパンです。小麦の風味が感じられるパンに、ハムとマーガリンの塩気と油分、そして生の玉ねぎによるシャキッとした食感と少々の辛みが、ほかのパンでは味わえない絶妙の相性です。

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カルネに使われているパンは、フランスパンにしてはやわらかめです。これはドイツのカイザーゼンメルというフランスパンが元になっているようです。やわらかめとはいえ、調子に乗って下手に噛みちぎろうとすると歯が折れることもあるので要注意です(京都市民あるある)。ところで、昔はもっとパンが硬かったような気がするのですが、気のせいでしょうか?

特別なものが入っているわけではないのですが、このシンプルさがなんとも言えない素朴な味わいを生み出していて、ついつい食べたくなる原因になっています。家で同じ材料を用意して自家製カルネ風を作ってみても、なぜか志津屋さんで買うカルネの味にはならないのが不思議なところです。

 

どれだけ食べても食べ飽きる味ではないことも一つの理由なのか、志津屋さんが提供しているラインナップの中でも、長年一番人気になっています。

最近は通常のカルネだけではなく、チーズの入ったチーズカルネや黒こしょうマヨネーズのきいたペッパーカルネなど、アレンジ品も販売されているようです。

 

カルネは調理パンであることから、どのお店でも冷蔵ケースに入れて冷やされた状態で販売されています。少し冷たいまま食べても十分おいしいのですが、トースターで焦げ目がつかない程度に炙るとさらにおいしくいただけます。

そういうわけで、今回はトースター付きオーブンレンジのトーストモードで温めてみました。

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ほんのり色づいたパンは、外側がサクッパリッと、内側はもちっとした食感です。熱で溶けたマーガリンがパンに染み込んで良い風味です。ハムと玉ねぎも火が通るほどまではいかないものの、ほんのり温かくなりました。 うん、やはりおいしい!

 

まとめ

以上、京都市民のソウルフードである、志津屋さんの「カルネ」の紹介でした。

志津屋さんは京都市内のいろいろな場所に出店しており、カルネは(おそらく)どのお店でも販売されているため、手に入れやすいパンだと思います。

ちょっと小腹がすいたときに買ってみたり、明日のあさごはんに買ってみたり、あるいはその日か次の日には食べたほうが良さそうですがおみやげとしてもいいかもしれません。京都駅にもお店があるので、京都観光の帰りに新幹線の中で食べるのもオツなものだと思います。

一度食べるとやみつきになる志津屋さんのカルネ、食べたことがない方はぜひ一度試してみてください!