京都の日々々記

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意外にもあっさりな二郎系煮干しラーメン「幻の中華そば加藤屋 四条にぼ次朗」

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四条烏丸からすぐのところにあるラーメン二郎インスパイア系「幻の中華そば加藤屋 四条にぼ次朗」さんに行ってきました。このにぼ次郎さん、ラーメン二郎に思いっきり影響を受けているにもかかわらず、意外にもあっさりめなラーメンをがっつりいただけるお店なのです。

 

あっさりなラーメン二郎?「幻の中華そば加藤屋 四条にぼ次朗」

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ラーメン二郎は東京・三田に本店を構えるラーメン屋で、その独特なラーメンから熱狂的なファンがいることで有名です。他のラーメンとは一線を画す、ごわごわした太麺が塩分高めな醤油スープに絡み、大量の豚とヤサイ、アブラが盛り付けられた見た目はインパクト十分。各地にラーメン二郎のインスパイア店ができました。

ちなみに本家は「二郎」ですが、こちらは「次郎」です。

 

二郎インスパイア系の多くの店では、「こってり&大盛&味濃いめ」という点は本家ラーメン二郎と共通しています。ところが、このにぼ二郎さんはこってりという点をあえて外し、意外にもあっさり目な二郎インスパイア系ラーメンを提供されています。

店名にもあるとおり、スープの中心に煮干しを据えている点も特徴的ですね。

 

四条にぼ次朗の「にぼ次朗」

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そんなわけで四条烏丸にある四条にぼ次郎さんに行ってきました。

四条にぼ次朗は路地の奥にあります。四条通沿いには、ラーメンと書いた旗とメニューを書いた看板が立っています。

路地を奥に進むと、歴史を感じる町屋。これが四条にぼ次朗の入り口です。引き戸を上げて中に入ると、町屋の外観からは意外に感じるラーメン屋さんが現れます。

四条にぼ次朗さんも、ラーメン二郎と同じく食券制がとられています。券売機にはずらりと並ぶメニュー。メニューの種類ごと、麺の多さごとにきれいに並んでいるため、それほど迷わずに購入できます。

 

四条にぼ次朗さんのラーメンは、大きく分けて4種類あります。まずは最も基本であり、店名にもなっている煮干しラーメン「にぼ次郎」。これは煮干しをベースにしたさっぱりめのスープに、背脂がかかっているというラーメンです。

この煮干しをベースにしたラーメンが2種類あり、1つは煮干し+鰹な鰹風味ラーメン「勝次郎」、もう一つは煮干し+豚骨な煮干し豚骨ラーメン「豚骨にぼ次朗」です。また、汁なし油そば「森次朗」や普通のラーメン・つけ麺もあります。

麺の量は100グラムから300グラムまでは無料で変更可能です。これ以上の量も有料ですが注文可能です。麺の量によって、100グラムなら「にぼ一朗」、200グラムなら「にぼ次郎」のように名前が変わるという仕組みになっています。

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今回は基本であるにも二郎(麺200グラム)を選択。食券を持って席につくと、お店の方からコールの確認があります。

コールとはラーメン二郎でよく聞く「マシマシ」のようなものです。にぼ次朗では、野菜の量、脂の量、ラーメンダレの濃さを選択できます。今回はすべて普通としました。

店内にも書いてある通り、太麺を使うにぼ次郎さんでは麺を茹でるのに少し時間がかかるため、注文から提供までの時間が比較的かかる傾向です。

座席はカウンターのみで、厨房を囲むように座ります。店内は通路なども比較的狭く、椅子が地面に固定してあることもあって、全体的に窮屈な印象です。

 

いつもは提供まで10分くらいかかるのですが、今回は事前に麺が仕込んであったのか、わずか2分ほどでラーメンが到着しました。

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ラーメン二郎といえば、背脂がたっぷりと乗ったコッテリとしたラーメンで有名です。にぼ次朗さんは、ラーメン二郎のインスパイア系であるにもかかわらず、ラーメン二郎と比較するとむしろあっさり系とすらいえるラーメンです。

 

煮干しをベースにしたスープは意外にもスッキリ系。煮干しの旨味が感じられ、スープ単体では油の要素は感じません。このスープに背脂がかかり、油分がプラスされることで、すっきりさとこってりさ、魚介系と肉の旨味が交わり、ラーメン二郎とは違って万人向けの味になります。

麺は、ラーメン二郎ほどではないものの太麺です。この太麺をワシワシといただくのがラーメン二郎系の醍醐味の1つではないでしょうか。

チャーシューは2種類が入っており、1つはバラ肉を分厚く切った肉の塊が2切れ、もう一つはサイコロ状に細く切ったものです。どちらも醤油がしっかりと感じられる恋味がついたチャーシューで、ラーメンにアクセントを与えてくれます。

ラーメン二郎ではもやしとキャベツが欲しいられることが多い野菜ですが、にぼ次朗さんでは野菜はもやしのみです。短めに茹でられたもやしは絶妙にシャキシャキの食感で、ゴワゴワした麺とは反対の食感です。

 

いずれの要素もうまくマッチし、ラーメン二郎とはかなり異なるものの、二郎インスパイア系としてにぼ次朗という別基軸のラーメンを作り上げていると感じました。

その極端な味付けやボリュームから万人受けはしないラーメン二郎ですが、にぼ次朗さんはこれをうまく万人受けする形に落とし込んでいます。

 

まとめ

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以上、四条烏丸で食べられるラーメン二郎インスパイア系、幻の中華そば加藤屋四条にぼ次朗さんの紹介でした。

今回は触れていませんが、もっとこってりなラーメンが食べたいときは、煮干し豚骨ラーメン「豚骨にぼ次朗」または汁なし油そば「森次朗」を選択すると良さそう。いずれにせよ、女性でも入りやすく、おいしくガッツリと食べられるラーメンとしてオススメです。

同じ系列の「○○にぼ次郎」というお店が関西の複数の場所に出店しているので、いろいろなところで楽しめそうです。

注意点として、座席には荷物を置くスペースが無いため、カバンなどは膝の上もしくは床に直接置くことになります。お店が狭くスペースが無いのはわかるのですが、ぜひこの点はできれば改善してほしいと感じました。

 

  • 店名:幻の中華そば加藤屋 四条にぼ次朗-3
  • 住所:京都府京都市下京区月鉾町59-3
  • 営業時間:11:30~15:00、18:00~22:30
  • 定休日:無休(年末年始除く)お盆休み 8/14・15

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