最近、海外のエスニックな料理や、インドっぽいスパイスの効いた本格的なカレーに興味があります。日本にはない食材や香辛料を使い、その地域ならではの味や香り、それらの組み合わせによって、日本とは違うベクトルのおいしさがあるからです。
すっかり暑くなってきた今日このごろ、スパイスの効いた魅力的なカレーが食べたい!ということで、円町リバーブさんに行ってきました。
小麦粉を使わない本格スパイスカレー「円町リバーブ」
円町リバーブさんは、名前のとおりJR嵯峨野線円町駅からすぐ、西大路丸太町を下がったところにあるカレー屋さんです。
カレーといえばいろいろな派閥がありますが、こちらは数十種類のスパイスからつくる本格的なカレーを提供されています。特徴的なのは、ルーに小麦粉を使っていないこと。毎日お店で焙煎したスパイスと具材だけでつくる、本場インドのようなカレーというわけです。
お店の看板には「スパイス世界」の文字が。店の外から中があまり見えないため、少し入りにくい印象もありますが、入店。 開店直後に入ったものの、すでに店内には数人のお客さん。昼時は満員になって、店の外に並んでいることもある人気店です。
円町リバーブのラムキーマカレー
円町リバーブさんのカレーのメニューは、タンドリーチキンカレー(5辛)、野菜カレー(1辛)、ラムキーマカレー(5辛)、牛すじカレー(3辛)という4種類。それぞれ、ご飯は白米と玄米、ハーフから選べます。こちらのカレーを注文すると、いずれもカレーと一緒に「小さなおかず」が4品ついてきます。
今回はラムキーマカレーを選択。逐一スパイスを炒めるところからつくっているのか、出てくるまでは少し時間がかかりました。少し薄暗い店内には所狭しとスパイスが並べられています。
20分程度でラムキーマカレーが到着。
まずはルーの部分だけ少しいただきます。5辛という表記に少しビビりながら味見してみると、辛さが全面に出てくるのではなく、食べ進めているとじんわり汗をかいてくるような辛さでした。ご飯と一緒に食べすすめていくと、血行がよくなっていく感じで、食べていて気持ちがいいですね。
ラムは、クミンの効いたラムのひき肉をつくね的に小さく固めて焼いたものが入っています。ルー部分との相性が抜群で、スパイシーでありながらも食べやすいルーに対していいアクセントになっています。
ルーは、スパイスがバランスよくしっかり効いています。決してインドカレーを食べ慣れているわけではないのですが、とてもおいしいです。スパイスだけでなく、京赤地どりを使ったスープも使用されているとのことで、このスープが裏方として活きていて滋養と深みのある味になっています。
小さなおかず4品については、この日はかぼちゃとココナッツミルクのペースト、黒ごまの酸っぱいペースト、ピクルス、豆?芋?のペーストという4種類でした。どれもカレーの箸休めとしてうれしい存在で、こちらもスパイスが効いていたりインド的な味付け。かぼちゃとココナッツミルクが意外に合うのは発見でした。
まとめ
以上、スパイスの効いたじんわりおいしい本格カレーが食べられる円町リバーブさんでした。
スパイスのおかげで食べておいしく、体にもいい感じがします。他の種類のカレーも食べてみたいですね。
円町リバーブさんのカレーが本格的なインド風といえるのかどうかは分かりませんが、日本風や欧風のカレーとは違うカレーが食べたいときは、特におすすめです。スパイスカレーと呼ぶのが適当なんでしょうか。もっといろんなカレーを試してみたいと思います。