大阪・ミナミは黒門市場のそばにある有名インド料理店「シンズキッチン」さんに行ってきました。
今回の目的は、日曜日にだけ提供されるマトンビリヤニを食べること。マトンもビリヤニも初体験です。はじめてのお肉にはじめての料理。有名店で2つのはじめてに挑戦してきました。
大阪・ミナミにあるインド料理の名店「シンズキッチン」
シンズキッチンは、文字通りインド出身のシンさんがはじめたインド料理のお店。食べログでも高い評価を得ており、ミナミに用事ができたので訪ねてみることにしました。
ちなみに、この少し前には、神戸の有名店「マドラスキッチン」さんに伺っています。インド料理が連続していますね……。
ビルの1階にあるお店は、手前半分がレストランに、奥半分はライブハウスやバーのような内装になっていましたが、ランチタイムはどちらも普通にレストランとして営業されているようです。
メニューは多く、カレーを選べるさまざまな種類のセットや、ジャパナイズされたカレーライス形式のもの、単品のカレーなどもあります。
さらに、用意されているカレーはバリエーションに富んでいて、この日のカレーはなんと14種類!オーソドックスなカレーから、名前からして気になるカレーまで、さすが人気店です。
シンズキッチンの日曜日限定メニュー「マトンビリヤニ」
そんなシンズキッチンで食べるのは、日曜日限定メニューであるマトンビリヤニ。
実はビリヤニもマトンも初挑戦です。
ビリヤニは、インドの炊き込みご飯などと言われる料理で、作るのにかなり複雑な工程が必要で手間がかかることもあり、インドではハレの食べ物だそう。
カレーマニアの方々のブログやツイッターを拝見していると、数々のカレーに混ざってビリヤニが流れてくることが多く、いかにも通の食べ物なイメージがして興味を持っていました。
シンズキッチンでは、毎日の定番メニューではないものの、土曜日と日曜日だけはビリヤニを提供されています。土曜日はチキンビリヤニで、日曜日がマトンビリヤニ。注文すると、それぞれ土曜日はマトンカレー、日曜日はチキンカレーが付いてくるようです。
この日は日曜日だったので、初めて体験するビリヤニはマトンビリヤニになったのでした。
シンズキッチンに入ってマトンビリヤニを注文。店内はほぼ満員で、私が入ってすぐ入店待ちができていました。
待つこと5分ほどで、まずはスープが到着。トマトベースで辛さもあるインドっぽい?スープです。
スープを飲んでいる間に、いよいよマトンビリヤニが到着。
記念すべき一口目をいただきます。
パサパサとしたバスマティライス、さまざまなスパイスの香り、そしてかなりの存在感がある羊……これがビリヤニ……。
なんとも、今まで食べたことのない味でした。
まずビリヤニを単体で食べ、次に一緒についてくるライタ(ヨーグルト)をかけて一口。ビリヤニにはライタが欠かせないそうですが、なるほど合いますね。
インドカレーは、カレーという食べ物が日本で馴染みがあることから、半分くらいは初体験、半分くらいは知っている食べ物を食べている体験という感覚でした。
今回のビリヤニは、インドカレーを使っている料理ではあるものの、味、香り、食感、どれをとっても初めてという印象です。
日本米と違いパサパサのお米。さまざまなスパイスの香り。真っ黒になっているフライドオニオン。そしてなにより、スゴいインパクトを放っているのがマトンです。
今までラムくらいしか食べたことはありませんでしたが、決して羊が苦手という意識はありませんでした。むしろジンギスカンの風味は好きなくらい。それでも、このマトンはかなり強烈でした。
ビリヤニ全体にマトンの獣の匂いと埃っぽい感じが行き渡っていて、途中食べ進めるのがやや辛かったです。とはいえ、ライタや一緒についているチキンカレーと食べると幾分匂いもましになったので、ヨーグルトやカレーのおいしさによって、なんとか完食。
お米はかなりの量があり、マトンもゴロッとした塊が入っていて、ボリュームは満点。好きな人にとってはとてもいいお店だと思います。
まとめ
以上、ミナミの有名インド料理店「シンズキッチン」のマトンビリヤニについてでした。
結果としてなんとか食べきったものの、私にとって初挑戦のマトンとビリヤニは、なかなか厳しい結果に終わりました。
ただ、食べログなどを見ていると、このマトンビリヤニをまったく癖がないと評しているレビューが散見されます。もしかしたら日によってマトンの新鮮さなどにブレが大きかったり、あるいはお米の炊き方などもブレがあったりして、結果的にビリヤニのおいしさも日によって異なるのかもしれません。(完全に推測ですが)
マトンビリヤニを食べた後しばらくの間、そもそも、シンズキッチンのマトンとは、大人の羊のことなのか?インドではマトンとは山羊を指すこともあるとの言説もあり、もしかして山羊なのか?(私は山羊も未体験です)など、とりとめもなく考えてしまいました。(笑)
苦手な食べ物がない私にとって、マトンは数十年ぶりにできた苦手かもしれない食べ物でした。果たしてこのマトンが特別なのか、それともマトン全般がダメなのか、今後もマトンを積極的に食べて、マトンの味やおいしさを見極めていきたいと思います。
そして、あわよくば、シンズキッチンのマトンビリヤニに再挑戦したいですね。