ただいま鉾建て中
こんにちは。すっかり気候が夏らしくなってきましたね。
今日7月11日は、毎年7月に京都で行われる祇園祭の「鉾」が建てられる日です。祇園祭によって、京都は梅雨が明け、本格的な夏が到来します。
近くで見るとなかなか迫力のある鉾。鉾の組み立て中の場面に遭遇したので、写真を撮ってきました。
鉾建てのようす
鶏鉾(にわとりほこ)
現在、街中のあちこちで鉾建ての真っ最中です。
月鉾(つきほこ)
四条通の一車線を通行止にして組み立て中です。
菊水鉾(きくすいほこ)
一方通行の細い街路を通行止にして、鉾が建てられています。
さて、これは何でしょう?
はい、正解は鉾の一番高い部分になる柱でした。一番高いものは、25メートルもあるそうです。
祇園祭の期間は、この渡り廊下部分に鉾を横付けして設置します。ここから鉾の櫓になっている部分に登るのでしょうね。
しかし、明らかにマンションの一室(笑)。
長刀鉾(なぎなたぼこ)
一番繁華街の中にあるのが長刀鉾です。混雑する四条通で組み立て中。かなりの見物客がいました。
組み上がってきました。
おまけ
ミニチュアの鉾が販売されていました!非常に細くて可愛いです。
祇園祭の詳細
祇園祭は昨年から前祭と後祭に分かれてました。より盛り上がるのは今日鉾が建てられる前祭の方です。11日に建てられた鉾は、14日までに豪華な飾り付けが行われます。その後、14日〜16日の宵山期間を経て、17日に最大の目玉である山鉾巡行を迎えます。後祭はその後鉾建てを行い、24日に山鉾巡行となります。
一般的に、祇園祭が最も盛り上がるのは、7月の15日〜17日です。15日・16日は、四条通一帯が歩行者天国になり、露店も多数出店し毎年ものすごい人出になります。鉾が建つ通は必ずしも広い道ではないため(普段1車線で一方通行の道路に建ったりする)、一部の鉾の建つ狭い道に「歩行者一方通行」の規制がかかったりします。
蒸し暑さと人混みで倒れそうになりますので、見に行かれる方は万全の対策をとりましょう(人混みは対策しようがないですが……)。
宵山の期間に、もう一度記事を書きたいと思っています!