京都の日々々記

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はじめてのフルサイズミラーレス「Sony α7II」を買った

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 念願のフルサイズデビューとなるカメラ「Sony α7II ILCE-7M2」を買いました。軽くて高性能なフルサイズミラーレスであるα7IIは、いつでも持ち出せて素晴らしい写真を撮れるとても優秀なカメラです。

これからフルサイズカメラの購入を検討されている方にぜひおすすめしたく、購入に至るまでに他のカメラと比較検討した経緯や、α7IIのいいところ・いまいちなところなどをご紹介します。

 

フルサイズのカメラがほしい 

Sony α7II

はじめての一眼レフカメラを使いはじめてから約2年、すっかり写真は趣味の一つになりました。

いろいろな場所へ撮影に行ったり、単焦点レンズ、超広角レンズ、そしてオールドレンズなどを試してみたり、サブカメラとして高級コンデジを買ったり……。写真は楽しいですね。

そんな風に写真の世界に入っていくと、やはり欲しくなるのが2台目のカメラです。

1台目のカメラはAPS-Cセンサーの「Canon EOS Kiss X7」でした。世界最軽量のデジタル一眼レフカメラで、性能も値段も優れており、写真の世界に入るのには最適なカメラでした。一方で、2年つかっていると物足りない部分も出てきました。

sunstar78.hatenablog.com

 

ここからステップアップして2台目となると、やはりフルサイズの一眼レフカメラになるのでしょうか?それともAPS-Cで十分?最近はミラーレスの進化もすごいらしい……。

そこで、2台目のカメラとして使うのにふさわしい、長く本格的に使えるカメラを探すことにしました。

 

脱エントリー機、2台目のカメラ候補

私が2台目のカメラとして検討したカメラを、それぞれの特徴やメリット・デメリットを交えてご紹介します。

Canon EOS 5D Mark IV 

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まず候補として思いついたのが、Canonのフルサイズ一眼レフカメラEOS 5D Mark IV」です。

ちょうど新しいカメラを探しはじめた時期に、このMark IVが発表されました。先代の「EOS 5D Mark III」は、プロのカメラマンが使用されているのをよく見るなど、性能や信頼性については文句なしの機種です。むしろ趣味で写真を楽しんでいる私にはオーバースペック感すらあります。

とはいえ、はじめての一眼レフカメラCanonのEOS Kiss X7であり、操作方法やレンズの互換性(もっとも所有しているほとんどのレンズがAPS-C専用ですが)といった点ではCanonの上位機種を買うのが順当に思えました。カメラが一気に重くなるという点は少し気がかりでしたが。

 

そんなEOS 5Dシリーズ、もしMark IVがそこまで高くない値段で発売されれば、長く使うことを前提に清水の舞台から飛び降りるつもりで購入する予定でした。が、EOS 5D Mark IVの値段はまさかの定価40万円超え……!これはちょっと手が出ない……。ということで、他の機種を検討することに。

 

Canon EOS 6D 

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続いて候補としたのが、同じくCanonのフルサイズ一眼レフカメラEOS 6Dです。

こちらはCanonのフルサイズ一眼レフの中でもエントリークラスという位置づけで、フルサイズ機としてはお手頃な価格(約15万円程度)で販売されています。その一方で、2012年の発売からやや時間が経っており、写真の画質を大きく左右するセンサーはやや古いバージョンのものが使用されています。さらに、エントリークラスの宿命なのか、測距点の数やファインダー視野率などはEOS Kiss X7を少し良くした程度です。

EOS 6Dの新型機「EOS 6D Mark II」が2017年中には発売されるという噂もありましたが、そこまで待つのは遅すぎる上、待ってもかならず欲しい性能のカメラが発売されるとも限りません。

結局、せっかくフルサイズを買うのに、センサーサイズ以外の部分であまりEOS Kiss X7との違いが感じられないため、EOS 6Dも見送ることにしました。 

 

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 6Dボディ EOS6D

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 6Dボディ EOS6D

 

 

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現在では、この後継機種となるEOS 6D Mark IIが発表されています。価格は上がったものの機能も向上し、魅力的な機種になりました。今ならこちらも有力な選択肢になると思います。

 

 

Canon EOS 7D Mark II

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EOS 6Dとあわせて検討したのが、CanonAPS-C一眼レフカメラの最高クラスである「EOS 7D Mark II」です。

EOS 7D Mark IIは、センサーサイズこそAPS-Cであるものの、それ以外はフルサイズのEOS 5Dシリーズと同等の性能を持ち、連射性能に至っては5Dシリーズを大きく上回っています。価格も約15万円程度で購入でき、APS-Cである点を除けば文句なしです。

が、やはり今回は画質の向上が期待できるフルサイズがほしい……。ということで、EOS 7D Mark IIも保留としました。

 

 

 

Nikon D750 

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 カメラ界の二巨頭といえばCanonNikon。というわけで、Nikonのフルサイズ一眼レフカメラ「D750」です。フルサイズ一眼レフを検討する際にはこの機種も検討する必要があるでしょう。

CanonではEOS 6Dシリーズと5Dシリーズの間にはかなりの機能差があります。6Dではややもの足りず、5Dでは値段と機能が高すぎましたが、Nikon D750はちょうどその中間に位置するカメラといった印象です。ところで、最近のNikonRicoh GR IIに対抗するはずだった高級コンデジが開発発表後に開発中止されたり、赤字決算が発表されたりといまいち元気がありません。(Ricohも元気がありませんが……)

D750は機能的にはちょうどいいかなーと感じたものの、今さらCanonからNikonに乗り換えるのもなぁ……という考えもあり、今回はパスとしました。カメラ界の活性化のためにも頑張ってほしいものですね。

 

Nikon デジタル一眼レフカメラ D750

Nikon デジタル一眼レフカメラ D750

 

 

FUJIFILM X-Pro2 

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これまでも愛用していたCanonと違い、これまでまったく使ったことがないものの魅力的に感じたのが、FUJIFILMAPS-Cミラーレスカメラ「X-Pro2」です。

もともとはフィルムメーカーであったFUJIFILMのカメラには、フィルムメーカーらしい機能「フィルムシミュレーション」が内蔵されています。

このフィルムシミュレーションによって、デジタルカメラで撮影した写真にもかかわらず、まるでPROVIAVELVIAといった往年のフィルムを使用したかのような味が出せるというわけです。フィルムの雰囲気をシミュレーションする機能自体は、VSCOをはじめ多く存在していますが、ネットで色々と見比べるとFUJIのフィルムシミュレーションが一歩抜けているように思えます。

 

また、X-PRO2の特徴として、光学ファインダーと電子ビューファインダーを切り替えたりミックスさせて使用できる「アドバンスドハイブリッドマルチビューファインダー」も搭載されています。

実際の像ではなく、センサーに映った像を見ることになる電子ビューファインダーに慣れない私には、こちらも魅力的に感じました。

 

一つ残念なのは、FUJIFILMのフラッグシップモデルであるX-PRO2もフルサイズではなくAPS-Cのセンサーを搭載していることです。

FUJIのAPS-CAPS-Cの割に画質がいいという話もありますが、画質テストなどを見るとやはりフルサイズには及ばない結果も多く、一旦保留としました。

FUJIFILM ミラーレス一眼 X-Pro2 ボディ X-Pro2

FUJIFILM ミラーレス一眼 X-Pro2 ボディ X-Pro2

 

Sony α7II 

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長らく検討を重ねた結果、最終的に購入に至ったのはSonyのフルサイズミラーレスカメラ「α7II」でした。自分でも予想外のSony!しかもミラーレス!

機能面ではEOS 6DやD750と比べると、それぞれ一長一短はあるものの同じレベルです。個人的に求める軽量性という点から考えるとα7IIが優っています。

 

詳しくは後述しますが、α7IIシリーズにはボディ内手ブレ補正が導入されており、使用するレンズに関係なく手ぶれ補正が効きます。さらに、フランジバックの短いミラーレスカメラならではの特徴として、オールドレンズをはじめさまざまな異なるマウントのレンズを使用できるという点が魅力的でした。

2014年に発売されたカメラということもあり、かなり値段が落ち着いてきています。コストパフォーマンスから考えても非常に良さそう。

 

 

そして購入へ

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ここまででかなりα7IIに気持ちが傾いていましたが、最後に背中を押してくれたのはSonyのキャッシュバックキャンペーンでした(笑)。

 

Sony Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA

 

最終的に、α7IIボディと交換レンズ「Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA」(すばらしいレンズです)を同時に購入。

キャッシュバックキャンペーンによって、3万円のキャッシュバックをいただきました。

 

キャッシュバックキャンペーンは断続的に実施されているので、Sonyのミラーレスカメラを購入する際は要チェックです!

 

www.Sony.jp

 

Sony α7IIのいいところ

そうして手元にやってきたα7II。カメラとともに購入したレンズ「Sonnar T* FE 55mm F1.8」も一緒です。このレンズもすばらしいレンズなので、別途記事にしたいと思います。

まずはα7IIのいいところをご紹介します。

 

軽くて高性能・高コストパフォーマンス

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まずは、何といってもカメラの軽さと機能としての高性能を両立している点です。

α7IIは本体が599g。同クラスのフルサイズ一眼レフカメラと比べても最高の軽さを実現しています。エントリーモデルは軽く、プロ向けになるほど高性能と引き換えに重くなるのがカメラの一般的な傾向です。α7IIがこんなに軽いのは、ミラーボックスなどが必要な一眼レフカメラとくらべて、構造をシンプルにできるミラーレスカメラの有利性が活きているわけですね。

性能面では、購入前に比較した同クラスの機種と比べると、それぞれ一長一短はありつつも同等以上の性能です。スナップを中心とした用途で使用する際に、特に不満がある点はありません。メインのカメラとしてしっかり活躍してくれる性能です。

 

よく、「せっかくフルサイズを買ったけど重くて持ち出さない……」「重いから結局APS-Cを使っている」といった話を聞きます。

確かにオートフォーカスの速度や連写性能などでは一眼レフカメラが勝る面もありますが、動きモノをそれほど撮らないのであれば大きな問題ではありません。それよりも、「ちょっとした機会でも持ち出せる」「いつも持ち歩ける」方がメリットがあると考えました。

最強のオールドレンズ母艦

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α7IIは、オールドレンズや他のマウントのレンズをアダプターを介して使う上で、最強の母艦となるカメラです。

 

ミラーレスカメラは一眼レフカメラと異なり、カメラボディ内にミラーボックスを必要としません。ミラーボックスはレンズから入ってくる光を90度反射させ、ファインダーを通してレンズに写る像を見られるようにするための装置です。

一眼レフカメラのボディはこのミラーを設置するため、レンズのマウント面からセンサー(フィルム)面までに一定の距離(フランジバックという)をとる必要があります。

ミラーレスカメラはこのミラーを使用せず(だからミラーレスなんですね)、センサーに写る像をそのまま電子ビューファインダーに写し出しています。

 

ミラーがないためフランジバックが短くなったのが、α7IIにも採用されているソニーEマウントです。

フランジバックの長さはマウントごとに決められています。フランジバックが短いということは、マウント既定のフランジバックより長いフランジバックを持つマウントのレンズを、マウントアダプターを介して使用できるということです。

 

長々と説明しましたが、α7IIではほとんどのオールドレンズや他社の現行レンズをマウントアダプターによって使えるのです。

 

加えて、α7IIの優れた点として、カメラボディ内に5軸手ブレ補正が搭載されているということがあります。初代のα7には手ブレ補正がありませんでした。オールドレンズだろうがCanonNikonのレンズだろうが、手ブレ補正付きで使えてしまうのです。

今持っているCanonのレンズも、アダプターがあれば使えてしまうというわけです。これはカメラメーカーの乗り換え先として魅力的ですよね。

 

さらに加えると、もちろんα7IIは往年の35mmフィルムと同じサイズのフルサイズセンサーを持っているので、オールドレンズのレンズ全体を使用できます。APS-Cのカメラでは、APS-Cのセンサーサイズに相当するレンズの中心部分のみしか使用できません。

これによって、オールドレンズの特徴や癖を存分に味わうことができるわけですね。

 

Sonyやフルサイズミラーレスの今後への期待

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2013年に世界初のフルサイズミラーレスカメラとして発売された初代「α7」は、使い勝手の面などでまだまだ洗練されていませんでした。プロが使うCanonNikon一眼レフカメラには及んでいないような感じ。いわば、Sonyらしい高級ガジェット的な印象でしょうか。

二代目として登場したα7IIは、初代が抱えていたさまざまな問題を解決し、ミラーレスカメラが一眼レフカメラに十分対抗できることを示してくれました。

 

レンズのラインナップが増えてきたこととあわせて、2017年にはついにフラッグシップモデル「α9」が登場し、CanonNikonの牙城を崩しにかかっています。

 

ミラーレスカメラが進化し、一眼レフカメラと同等以上の性能を発揮できることがわかってきた今日。

 

今後現在プロやハイアマチュア向けに普及している一眼レフカメラのうち、一定の数量はより軽量化を図れるミラーレスカメラに置き換わっていくことが予想されます。CanonNikonからもフルサイズのミラーレスカメラが数年以内には登場するのではないでしょうか。

ミラーレスカメラがより存在感を増していくことを考えると、将来性に期待しなつつ、ミラーレスカメラを使って進化の流れを感じていくのも楽しそうです。

 

Sony α7IIのいまいちなところ

ここまでα7IIのメリットを紹介してきましたが、今度は逆にα7IIに少し足りないところをご紹介します。

バッテリーの持ちがいまいち

これはミラーレスカメラの宿命なのですが、バッテリーの持ちという点では一眼レフカメラに対して大きく劣ります

これは、通常光学式ファインダーを使用するためフレーミング時に液晶画面を使用しない一眼レフに対し、ミラーレスカメラは常に電子ビューファインダーや背面の液晶画面を見てフレーミングを行うためです。液晶画面を表示するための電力消費が大きいため、ミラーレスカメラではバッテリーの持ちがよくありません。

 

一日撮影をするなら、予備のバッテリーが数本必要になるでしょう。ちなみに、Sonyの場合は一般的なUSBケーブルで充電できるため、使い切ったバッテリーをモバイルバッテリーやその場にある電源から充電できます。

一眼レフカメラではバッテリー専用の充電器が必要なことが多いですが、この点はα7IIが便利ですね。いずれにせよ、予備のバッテリーは必須といえるでしょう。

 

純正の交換バッテリーはなかなか高価ですが、性能は保証されています。

Sony以外のメーカーから汎用のバッテリーも販売されており、魅力的な価格で購入できます。ただし、純正のバッテリーと比べるとバッテリーの持ちが明らかに劣ります。(純正の70%~80%くらい?)製品によっては使用できない可能性もあります。

安定性を求めるなら純正バッテリーを、そうでないなら安価な汎用バッテリーを複数個購入するというのもありですね。

 

交換レンズがやや高め?

多くの台数が売れているCanonNikonのカメラと比べると、まだまだ販売数量では負けているSonyのカメラ。

販売数量が少ないせいもあってか、交換レンズの価格はCanonNikon比で少し高めな印象です。特に、撒き餌と呼ばれるクラスのフルサイズ対応レンズがあまり存在しないことが、この印象を強めている気がします。

 

もっともこれまで別のカメラを使っていて他マウントのレンズを持っていれば、マウントアダプターを使ってそのレンズを使用できるので、本当にほしいレンズだけ新たに購入するというのもアリです。

最近ではSonyのカメラ分野が好調だというニュースを聞くので、今後に期待ですね。

 

まとめ

Sony α7II

以上、はじめてのフルサイズミラーレスカメラ「Sony α7II ILCE-7M2」の購入までの経緯と、α7IIのメリット・デメリットについてご紹介しました。α7IIは最高のフルサイズ入門機だといえるでしょう。

現在も断続的にキャッシュバックキャンペーンが行われており、購入価格から2~3万円のキャッシュバックが期待できます。α7II本体の価格は最安で14~15万円程度まで下がってきているので、相当お手頃に購入しオールマイティに活用できるフルサイズカメラです。

はじめてフルサイズカメラを使う方に、またフルサイズ一眼レフを持っているものの重さがネックになっている方にも、ぜひおすすめします!

 

 

※それぞれのカメラの画像は、各社のウェブサイトよりお借りしています。